愚人/ぐにん一覧

リスクプレミアムは夜増えることの検証、およびオーバーナイト投資法(引けで購入+翌営業日の寄りで売却)の実証実験

知り合いが「株が下がると怖いので買った日のうちに売ることが多い」と云うので、「それだとリスクプレミアムが貰えないので儲からないでしょ?」と質問を返して、ふと、ある素朴な疑問が浮かんだ。つまり「リスクプレミアムはいつ発生するのか?」と...

『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』(ハワード・マークス著)

著者のハワード・マークスはオークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者。同社の運用資産は約16兆円(2020年)。本書はバフェットが「極めて稀に見る、実益のある本」と賞賛し、大量購入した本書をバークシャー・ハサウェイの株主総会で配...

『生涯投資家』(村上世彰著)

著者は東大卒業後に通産省に入省。その後ファンドを立ち上げて「もの言う株主」として有名に。 以下、個人的な備忘録。 投資スタイル 私の投資スタイルは、割安に評価されていて、リスク度合いに比して高い利益が見込めるもの、すなわち投資の「...

『天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す(上/下)』(エドワード・O・ソープ著)

著者のエドワード・ソープは数学教授かつ伝説の天才ヘッジファンド・マネージャー。ブラック・ショールズ方程式をフィッシャー・ブラック本人に先駆けて導出し、開場されたばかりのシカゴ・オプション取引所で一人勝ちしています。波乱万丈の自伝。 以...

『あなたもマーケットタイミングは読める!』(ベン・スタイン/フィル・デムース共著)

著者はベン・スタインとフィル・デムース。投資関連の書籍を日本で多く出版しているパンローリング社の書籍。あまり期待せずに手に取ってみたが掘り出し物の良書でした。 署名から想像されるような「テクニカル分析を使った個別銘柄」等とは無縁の内容...

『ウォール街の物理学者』(ジェイムズ・オーウェン・ウェザーオール著)

著者であるジェイムズ・オーウェン・ウェザーオールは、カリフォルニア大学アーバイン校の物理学者。金融工学とクオンツの歴史に関するノンフィクションです。 古典派 ルイ・バシュリエ ルイ・バシュリエはフランスの物理学/数学の天才。190...

『バフェットの株式ポートフォリオを読み解く』(メアリー・バフェット/デビッド・クラーク共著)

メアリー・バフェット著、デビッド・クラーク著。著者のメアリー・バフェットはウォーレン・バフェットの息子の元夫人です。 以下、個人的な備忘録。 1950年代から1973年まで バフェットはコロンビア大学でベンジャミン・グレアムの授業...

『HOW FINANCE WORKS ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座』(ミヒル・A・デサイ著)

著者はミヒル・A・デサイ教授。 気になった概念とか用語を自分で調べた内容で補いながら以下にメモとして残します。 優先株 企業の経営状況が思わしくない場合、よほどオイシイ条件でなければ投資家は資金を提供しません。 優先株は、通常時...

『ウォール街のランダム・ウォーカー(第10版)』(バートン・マルキール著)

「株式投資の不滅の真理」と副題のついたバートン・マルキール教授の名著です。10年ほど前の古い版ですが、以下、個人の備忘録として。 要約と私的解説 マルキール教授の基本的な考え方 将来の株価が上がったり下がったりするのを予測すること...