ピー・シー・エー(9629)から株主優待(クオカード)

ピー・シー・エー(9629)から2,000円分のクオカードをいただきました。

ありがとうございます。

ピー・シー・エーは1980年に公認会計士の有志が設立した独立系のシステム開発会社ですね。会計をメインとして販売管理や最近では就業管理などの領域を手がけています。

現時点で最新と思われる2017年03月期の有価証券報告書によると、旗艦の「PCAクラウド」が利用社数9,000社を突破して順調のようです。クラウドというのは、一昔前は「ASP」(アプリケーションサービスプロバイダ)と呼ばれていましたが、要するにサーバ上にシステムを構築して利用者はインターネット経由で手もとのPCなどからアクセスをして利用する形態ですね。システム業界の人は「SaaS」(サース/Software as a Service)と呼んだりもするようです。サイボウズ社のワークフローツールである「kintone」と連携したりして頑張っているようで何よりです。

そもそも、経理システムというのは大企業から個人事業主にいたるまで必要不可欠なシステムであって、導入をすると過去のシガラミもできてスイッチング費用が高い、という特徴があります。その他、顧問税理士さんの推奨とか色々とあって、一度シェアを獲得するとそれなりに安定したビジネスになるのではないか、と個人的には思っています。ビジネスブレイン太田昭和を保有しているのも同じ理由ですね。

ビジネスブレイン太田昭和(9658)から2,000円分のクオカードをいただきました。1年以上の保有が条件になります。 ありがとうございます。 ビジネスブレイン太田昭和は、売上の7割程度を占める会計分野を中心としたコンサルとシ...

昨日の終値が1,866円で、配当金が年間31円で増配余地あり。株主優待は100株で2,000円分のクオカードなので、利回りは2.73%になります。チャートを見るとここ2年弱で大きく上げているのが利回りが低くなった理由ですね。

決算については、2015年03月期と2016年03月期に赤字になっていますね。今知りました。

2016年03月期の有報によると、本社そのものの利益もあまり良くなかったみたいです。

当該期間における当社の業績については、第1四半期での、前述の「Windows XPサポート終了特需」、「消費税改正特需」のリバウンドによる苦戦から、第2四半期に入り、緩やかな回復基調に転じたものの、第4四半期に入り、また景況感悪化の影響を受けるという、振れ幅の大きい1年間でありました。

子会社のうち1社は赤字だったようです。

株式会社マックスシステムは、「医療情報システム」ベンダーであり、医事会計(レセプトシステム)、電子カルテ、オーダリングシステム等医療系基幹システムの開発・販売を行っておりますが、電子カルテの次期バージョンの開発遅延により、単体での赤字決算となっております。

また、将来的に社員が退職したときに支払う退職金や退職年金について、現時点までに発生していると思っていた金額が実は少なかったと判明したので債務として積み増しする必要があり、そのために営業利益ベースで大きく悪化したみたいです(適当なことを言っていたらスミマセン)。

それにプラスして、税制改正がおこなわれて税金が下がったのはいいのですが、「繰延税金資産」という私も結局あまり理解できていない考え方があって、将来払うべき税金の額を今年度の利益として計上することができるのですが、その額(将来の税金額=今年度の利益)も税制改正によって減ってしまった、ということのようです(これも間違ってたらスミマセン)。

先のマイナス金利導入の影響による退職給付債務の見積り上の割引率変動等により発生した数理計算上の差異を即時認識したことによる売上原価、販売費及び一般管理費への費用計上が115百万円発生したことによる営業利益、経常利益の大幅な減少、そして平成28年度税制改正に伴う法定実効税率の変更による繰延税金資産の取り崩し等による影響額が57百万円となり、損益に大きな影響を与えました。

いずれも一時的なマイナスなので、本業そのものへの影響は小さいと思いますが。

配当金を安定的に31円出しているのは、自己資本比率が65%と高く有利子負債が0円と財務体質がいいからでしょうか。利回りが低めなのが少し気になるので売却の可能性も視野にホールドで様子見をしようと思います。