イールドカーブの形状から超長期米国債ETFの購入タイミングを考えてみた
イールドカーブと景気サイクル/金融政策の話は少しググれば教科書的な正解を見ることができる。たとえば、ニッセイ基礎研究所さんから借用すると下図のとおり。 で、今現在(2022年01月上旬)は上図の「④ブル・スティープニング」から「①...
2018年に早期リタイア(FIRE)。日本株+Jリート+米国株の配当金で質素に生活。資産クラス分散+高配当バリュー株+長期保有+リバランスの基本重視。
イールドカーブと景気サイクル/金融政策の話は少しググれば教科書的な正解を見ることができる。たとえば、ニッセイ基礎研究所さんから借用すると下図のとおり。 で、今現在(2022年01月上旬)は上図の「④ブル・スティープニング」から「①...
知り合いが「株が下がると怖いので買った日のうちに売ることが多い」と云うので、「それだとリスクプレミアムが貰えないので儲からないでしょ?」と質問を返して、ふと、ある素朴な疑問が浮かんだ。つまり「リスクプレミアムはいつ発生するのか?」と...
著者のハワード・マークスはオークツリー・キャピタル・マネジメントの共同創業者。同社の運用資産は約16兆円(2020年)。本書はバフェットが「極めて稀に見る、実益のある本」と賞賛し、大量購入した本書をバークシャー・ハサウェイの株主総会で配...
著者は東大卒業後に通産省に入省。その後ファンドを立ち上げて「もの言う株主」として有名に。 以下、個人的な備忘録。 投資スタイル 私の投資スタイルは、割安に評価されていて、リスク度合いに比して高い利益が見込めるもの、すなわち投資の「...
ジム・ロジャーズはクォンタム・ファンドの共同設立者。 以下、個人的な備忘録。 投資家へのアドバイス 投資家として成功を収める唯一の方法は、自分自身がよく知っているものに投資をすることだ。 他人に依存したくなる心をなくすためには、...
いま、そこにある投資チャンス 優良株はいつ買っても良い 19世紀から20世紀の初めまでは金融システムが不安定で景気が激しく変動したので人々は不況時に株を買って好況時に売るという景気循環に賭けることで資産を増やした(1913年に連邦準...
著者のアレキサンダー・エルダーは精神科医でトレーダー。旧ソ連から米国に亡命。 以下、個人的な備忘録。 トレーディングの心理学 トレーダーが相場に負ける理由は3つ。 ①トレーディングというゲーム自体が困難なもの ②トレーダーの勉...
著者のベンジャミン・グレアムはウォーレン・バフェットの師匠。かつてバフェットは自分の思考法は「グレアム85%・フィッシャー15%」と語っている。 以下、個人的な備忘録。 無謀な投機 ウォール街における熱狂は大抵、破滅へと続く。 ...
ジョージ・ソロスの伝記。著者のカウフマンは元ニューヨークタイムズの記者。ソロス本人を含めた計130人へのインタビューを元にソロスの半生を詳細に記述。 以下、個人的な備忘録です。 戦前 ソロスの父親のティヴァダール・シュワルツは18...
著者の広瀬隆雄氏は現在、米国フロリダ在住。米国株投資について広くSNSで情報を発信しています。 以下、個人的な備忘録。 Market Hack流 投資術10カ条 ①営業キャッシュフローのよい会社を買え 営業キャッシュフローは誤魔...
著者のエドワード・ソープは数学教授かつ伝説の天才ヘッジファンド・マネージャー。ブラック・ショールズ方程式をフィッシャー・ブラック本人に先駆けて導出し、開場されたばかりのシカゴ・オプション取引所で一人勝ちしています。波乱万丈の自伝。 以...
原題は「Replicating Anomalies」。知られている452種類のアノマリーについて統計手法を統一して検証をおこなった論文(2017年)。労作。 以下、個人的な備忘録。 概要 現時点で知られているアノマリーは452種類...
本論文は著者(佐藤氏)の博士論文。副題は「効率的になりつつある日本の市場」。 以下、個人的なメモ。 効率的市場仮説 仮説の立ち位置(変遷)は下記のとおり。 Fama-Frenchの3ファクターモデル(1993年) 1970...
論文の原題は『A five-factor asset pricing model』(Eugene F. Fama, Kenneth R. French)。Fama(ファーマ)教授は2013年のノーベル経済学賞受賞者。 自分の英語力...
原題は『SECTOR ROTATION OVER BUSINESS CYCLE A REAL TIME INVESTMENT STRATEGY?』(英文)。著者は、Sami FAKHOURI 氏/Sofiane ABOURA 教授。 ...
著者のジョン.J.マーフィーはテクニカルアナリスト(チャート分析)。 以下、個人的なメモ。 債券・株式・商品・通貨(米ドル) 債券・株式・商品・通貨(米ドル)の関係は下記のとおり。 ※実際の米国株式と米国債との相関係数は弱い...
著者のアルタッチャーはヘッジファンド「フォーミュラーキャピタル」のパートナー。雑誌やテレビ番組でも活躍。 以下、個人的な備忘録。 ニューバンク(銀行の補完) ヘッジファンドの一部は、銀行が面倒で手を出さないニッチ市場に進出して成功...
著者のマーク・ティアーは著述家(兼投資家)。ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスの投資手法を比較して共通点をまとめた書籍。具体的な投資戦術というよりも投資に臨む姿勢について詳しく書かれています。 元本の確保 ウォーレン・バフェッ...
著者のジェームズ・P・オショーネシーは米国の投資家。株式の定量的な分析に関して他の書籍に引用されているのをよく目にします。 以下、個人的なメモです。 概論 一貫性のある投資戦略 S&P500は単に「時価総額が巨大な銘柄に...
著者のピーター・リンチは伝説の「マゼラン・ファンド」運用マネージャー。個人的にはピーター・リンチの3冊目の読書になります。 以下、個人的なメモです。 債券よりも株式 1920年代から1980年代までの70年間を10年ずつに...
著者のピーター・リンチは伝説の「マゼラン・ファンド」運用マネジャー。 以下、個人用の備忘録。 銘柄の分類(カテゴリ) 基本的に個別銘柄は下記の6カテゴリに属する。それぞれに特性がある。まず分類すること。 低成長株 鉄道、自動車...
著者のマーク・ミネルヴィニは中学中退にもかかわらず1997年のUSインベスティング・チャンピオンシップで優勝した伝説の現役トレーダー。前年1996年は途中まで独走していましたが主催者が競技会そのものを中止したので優勝できませんでした(主...
著者の根岸康夫氏は公認会計士で日本証券アナリスト協会検定会員。ネット上での書評を見ると、証券アナリスト第2次試験の副読本として読まれる方が多いようで高い評価を得ています。平易な表現で現代ポートフォリオ理論を説明していています。 以下、...
著者のジャック.D.シュワッガーは、ヘッジファンドの最前線でバリバリのキャリアを積んだ人物。話題となったベストセラーの『マーケットの魔術師』もシュワッガーの執筆です。 本書は大きく、 第1部 市場とリターンとリスク 第2部...
ECY(Excess CAPE Yield)は、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が開発した指標で(あくまで個人的な理解ですが)勇気を出して株式を購入した時のご褒美である「リスクプレミアム」を数量化したものです。 直訳すると...
以前に書いた記事で「シラーPERが35倍を超えると数年後のリターンは惨敗」という分析に言及しました。 その時点では粗い分析だったのですが、それを少し精査したので下記に備忘録として残しておきます。新しい結論は「シラーPERが40倍を...
著者のKAPPA氏は東大医学部卒の産業医。本書の前半は株式投資の話で後半はオプション取引の話になっています。ネットの評判などから、前半については同じ著者の『東大卒医師が教える科学的「株」投資術』が詳しく、後半については同じく『週末投資家...
著者はベン・スタインとフィル・デムース。投資関連の書籍を日本で多く出版しているパンローリング社の書籍。あまり期待せずに手に取ってみたが掘り出し物の良書でした。 署名から想像されるような「テクニカル分析を使った個別銘柄」等とは無縁の内容...
著者のトマ・ピケティはパリ経済学院の設立者であり教授。22歳で経済学博士。経済的不平等の専門家。本書は専門書であるにもかかわらず世界でベストセラーになりピケティの名声を不動のものにしました。 本書の主張をざくっと説明すると、 ...
アセットアロケーションにおける「米国不動産」の資産クラスとして(現物ではなく)米国リートETFの【RWR】をメインとし、【XLRE】をサブとして保有しています。その他の有名な米国リートETFには【IYR】もあるのですが、なぜ保有していな...
著者のピーター・リンチはフィデリティ社の「マゼラン・ファンド」を運用した伝説のファンドマネージャーです。 ピーター・リンチが運用した1977年から1990年までの間、マゼラン・ファンドはS&P500をダブルスコアでアウトパフォームして...
著者のジョン・C・ボーグルは、世界で初めて個人投資家に対してインデックスファンドを販売した立志伝中の人物。世界最大規模の資産運用会社であるバンガード社の創業者です(2019年逝去。合掌)。低コストのインデックスファンドを発売した当初は業...
前回の記事では、S&P500/新興国株式/米国REIT/超長期米国債ETFそれぞれの相関係数について分析をしました。 個人的にはアセットアロケーションにおける資産クラスとして「米国国債」をデフォルトで考えていたのですが、も...
著者のアンソニー・ロビンズは米国で著名な自己啓発(ポジティブ・シンキング)の講演者。本書はベストセラーとなった『MONEY』(Master the Game: 7 Simple Steps to Financial Freedom)を上...
前回の記事では、 S&P500 新興国株式 米国REIT 超長期米国債ET について、相関係数を独自算出することにした経緯について書きました。 具体的には、今回は下記の月次データを米国Yahoo!...
相関係数について色々と書き散らかした情報を1か所に集約するとともに、最新データにアップデートしてみました。 相関係数の事例 三菱UFJ国際投信 三菱UFJ国際投信さんが公表している「eMAXISシリーズ各ファンド間の相関係数」とい...
著者であるジェイムズ・オーウェン・ウェザーオールは、カリフォルニア大学アーバイン校の物理学者。金融工学とクオンツの歴史に関するノンフィクションです。 古典派 ルイ・バシュリエ ルイ・バシュリエはフランスの物理学/数学の天才。190...
メアリー・バフェット著、デビッド・クラーク著。著者のメアリー・バフェットはウォーレン・バフェットの息子の元夫人です。 以下、個人的な備忘録。 1950年代から1973年まで バフェットはコロンビア大学でベンジャミン・グレアムの授業...
以下、個人的な備忘録。 投資組合の時代(1957年から1968年まで) バフェットは、コロンビア・ビジネススクールでベンジャミン・グレアムに学んだ後、グレアム・ニューマン・コーポレーションで2年間の証券アナリスト勤務をおこないました...
本書の著者(ローレン・C・テンプルトン)は、ジョン・M・テンプルトン卿(1912年 - 2008年)の実兄の孫娘(又姪)に当たる人物で、内輪で語られた逸話も散りばめられています。 テンプルトン卿が1954年に設立したテンプルトン成長株...
著者はミヒル・A・デサイ教授。 気になった概念とか用語を自分で調べた内容で補いながら以下にメモとして残します。 優先株 企業の経営状況が思わしくない場合、よほどオイシイ条件でなければ投資家は資金を提供しません。 優先株は、通常時...
ファンダメンタル投資と書かれていますが、テクニカル分析(チャート分析)への言及もあり、株式投資の実用的な入門書という感じです。著者の足立武志氏は公認会計士で、楽天証券でもコラムを執筆。 以下、「気づき」があった点のみ個人的なメモとして...
「株式投資の不滅の真理」と副題のついたバートン・マルキール教授の名著です。10年ほど前の古い版ですが、以下、個人の備忘録として。 要約と私的解説 マルキール教授の基本的な考え方 将来の株価が上がったり下がったりするのを予測すること...
米国株のインフルエンサーとしてご活躍中の広瀬隆雄氏がダイヤモンド社のWEBサイト上で『世界投資へのパスポート』というコラムを執筆しています。新着記事のみならず過去記事も勉強のため拝読しているのですが、その中で「この株を買っておけば儲かっ...
金利の動向と株式の相場について色々と書き散らかした要点をまとめてみました。 図解するとこんな感じ(左半分の出典は米国Yahoo!)。 上図の左半分は、過去2年間のグロース株(赤色)、バリュー株(緑色)、長期金利(紫色)および短期...
いつも何気なく「バリュー株」とか「バリュー銘柄」と呼んでいますが、どういう定義なのでしょうか。ネットを検索しても、 割安に放置されている銘柄 成長性が低い銘柄 グロース株でない銘柄 PBR(株価純資産倍率)が小さい銘...
株価が割高なのか割安なのかを判断する指標はいくつかありますが、たとえば、 PER CAPEレシオ(シラーPER) リスクプレミアム バフェット指標 などが有名ではないでしょうか。 約3年前の2018年04月に...
億り人チャレンジ②(楽天証券) 新たに、リオ・ティント(RIO)を82.30米ドルで120株購入しました。手数料込で102.8万円。 楽天証券の残りの現金は9,521米ドルです。 RIOは、既に保有しているヴァーレ(VALE)と並...
遅くなりましたが、2020年12月末時点の途中経過です。 億り人チャレンジ①(マネックス証券) 400万円 → 4,720,415円(+720,415円) C3.ai(AI):2,863,800円(+41.6%) Goo...
何気なくSBI証券の「米国ETF 2020年上半期ランキング」を見ていたら、米国「定期自動買付口座ランキング」の上位に高配当ETFの【SPYD】【VYM】【HDV】が上位に入っていました。 自分も配当金生活をしているので高い配当...