『シュワッガーのマーケット教室』(ジャック.D.シュワッガー著)
著者のジャック.D.シュワッガーは、ヘッジファンドの最前線でバリバリのキャリアを積んだ人物。話題となったベストセラーの『マーケットの魔術師』もシュワッガーの執筆です。 本書は大きく、 第1部 市場とリターンとリスク 第2部...
2018年に早期リタイア(FIRE)。日本株+Jリート+米国株の配当金で質素に生活。資産クラス分散+高配当バリュー株+長期保有+リバランスの基本重視。
著者のジャック.D.シュワッガーは、ヘッジファンドの最前線でバリバリのキャリアを積んだ人物。話題となったベストセラーの『マーケットの魔術師』もシュワッガーの執筆です。 本書は大きく、 第1部 市場とリターンとリスク 第2部...
ECY(Excess CAPE Yield)は、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が開発した指標で(あくまで個人的な理解ですが)勇気を出して株式を購入した時のご褒美である「リスクプレミアム」を数量化したものです。 直訳すると...
以前に書いた記事で「シラーPERが35倍を超えると数年後のリターンは惨敗」という分析に言及しました。 その時点では粗い分析だったのですが、それを少し精査したので下記に備忘録として残しておきます。新しい結論は「シラーPERが40倍を...
著者のKAPPA氏は東大医学部卒の産業医。本書の前半は株式投資の話で後半はオプション取引の話になっています。ネットの評判などから、前半については同じ著者の『東大卒医師が教える科学的「株」投資術』が詳しく、後半については同じく『週末投資家...
著者はベン・スタインとフィル・デムース。投資関連の書籍を日本で多く出版しているパンローリング社の書籍。あまり期待せずに手に取ってみたが掘り出し物の良書でした。 署名から想像されるような「テクニカル分析を使った個別銘柄」等とは無縁の内容...
著者のトマ・ピケティはパリ経済学院の設立者であり教授。22歳で経済学博士。経済的不平等の専門家。本書は専門書であるにもかかわらず世界でベストセラーになりピケティの名声を不動のものにしました。 本書の主張をざくっと説明すると、 ...
アセットアロケーションにおける「米国不動産」の資産クラスとして(現物ではなく)米国リートETFの【RWR】をメインとし、【XLRE】をサブとして保有しています。その他の有名な米国リートETFには【IYR】もあるのですが、なぜ保有していな...
著者のピーター・リンチはフィデリティ社の「マゼラン・ファンド」を運用した伝説のファンドマネージャーです。 ピーター・リンチが運用した1977年から1990年までの間、マゼラン・ファンドはS&P500をダブルスコアでアウトパフォームして...
著者のジョン・C・ボーグルは、世界で初めて個人投資家に対してインデックスファンドを販売した立志伝中の人物。世界最大規模の資産運用会社であるバンガード社の創業者です(2019年逝去。合掌)。低コストのインデックスファンドを発売した当初は業...
前回の記事では、S&P500/新興国株式/米国REIT/超長期米国債ETFそれぞれの相関係数について分析をしました。 個人的にはアセットアロケーションにおける資産クラスとして「米国国債」をデフォルトで考えていたのですが、も...
著者のアンソニー・ロビンズは米国で著名な自己啓発(ポジティブ・シンキング)の講演者。本書はベストセラーとなった『MONEY』(Master the Game: 7 Simple Steps to Financial Freedom)を上...
前回の記事では、 S&P500 新興国株式 米国REIT 超長期米国債ET について、相関係数を独自算出することにした経緯について書きました。 具体的には、今回は下記の月次データを米国Yahoo!...
相関係数について色々と書き散らかした情報を1か所に集約するとともに、最新データにアップデートしてみました。 相関係数の事例 三菱UFJ国際投信 三菱UFJ国際投信さんが公表している「eMAXISシリーズ各ファンド間の相関係数」とい...
著者であるジェイムズ・オーウェン・ウェザーオールは、カリフォルニア大学アーバイン校の物理学者。金融工学とクオンツの歴史に関するノンフィクションです。 古典派 ルイ・バシュリエ ルイ・バシュリエはフランスの物理学/数学の天才。190...
メアリー・バフェット著、デビッド・クラーク著。著者のメアリー・バフェットはウォーレン・バフェットの息子の元夫人です。 以下、個人的な備忘録。 1950年代から1973年まで バフェットはコロンビア大学でベンジャミン・グレアムの授業...
以下、個人的な備忘録。 投資組合の時代(1957年から1968年まで) バフェットは、コロンビア・ビジネススクールでベンジャミン・グレアムに学んだ後、グレアム・ニューマン・コーポレーションで2年間の証券アナリスト勤務をおこないました...
本書の著者(ローレン・C・テンプルトン)は、ジョン・M・テンプルトン卿(1912年 - 2008年)の実兄の孫娘(又姪)に当たる人物で、内輪で語られた逸話も散りばめられています。 テンプルトン卿が1954年に設立したテンプルトン成長株...
著者はミヒル・A・デサイ教授。 気になった概念とか用語を自分で調べた内容で補いながら以下にメモとして残します。 優先株 企業の経営状況が思わしくない場合、よほどオイシイ条件でなければ投資家は資金を提供しません。 優先株は、通常時...
ファンダメンタル投資と書かれていますが、テクニカル分析(チャート分析)への言及もあり、株式投資の実用的な入門書という感じです。著者の足立武志氏は公認会計士で、楽天証券でもコラムを執筆。 以下、「気づき」があった点のみ個人的なメモとして...
「株式投資の不滅の真理」と副題のついたバートン・マルキール教授の名著です。10年ほど前の古い版ですが、以下、個人の備忘録として。 要約と私的解説 マルキール教授の基本的な考え方 将来の株価が上がったり下がったりするのを予測すること...