オリックス(8591)から株主優待(カタログギフト)

オリックス(8591)から、5,000円相当の商品を選ぶことができるカタログギフト(Bコース)をいただきました。ちなみに100株以上を3年保有すると格上のAコースから選べるようになります。

ありがとうございます。

オリックスといえば、日綿實業・日商・岩井産業・三和銀行などが出資して1964年に設立された国内における総合リース業の先駆者ですよね。祖業であるリース業はもちろん、オリックス球団、オリックス銀行(私も銀行口座を開いています)、オリックスレンタカー、その他、不動産・電力・クレカ・ベンチャー投資など多岐に渡っています。

双日の社史でも、その歴史的な意義を高らかに謳っています。

当時の日本には「リース」という概念がなかったが、機械部門の強化を急ぎ、総合商社化をめざす日綿は、リースのノウハウを取得するため、海外統括課の宮内義彦課員(現・オリックス シニア・チェアマン)を米国・U.S.リーシング社に派遣した。
帰国後、社内外でリースの勉強会を開き、「鯨を捕りたかったら、捕鯨船をお貸しします」など目を引くキャッチコピーを広告やパンフレットに使い、リースの普及活動を行った。高度経済成長期のさなか、企業の設備投資の意欲は強く、リースのニーズは高まっていった。
創業2年目の昭和40(1965)年には、米国会計基準で早くも黒字を計上し、業績は順調に伸びた。その後、リース産業はオリエント・リースの成功をきっかけに新規参入が相次ぎ、日本経済の高度成長に伴う設備投資の拡大を原動力に急成長を遂げていく。
(双日)

オリックスに関する私の印象と言えば、ここにもお名前が出ていますが「宮内さんの会社」っていう感じでした。「宮内さんが起業した」と勝手に誤解していたようですが、少々様子が違っていたようです(そうは言っても偉大なことには変わりはありませんが)。

日綿實業は、当時アメリカでニュー・ビジネスとして急成長しつつあったリース業への進出を図っていた。そこで、リース業を学ぶために社員の派遣を決定。ただ1人選ばれたのが20代の宮内だった。帰国して、新会社オリエント・リースの創設メンバーとして出向。13名中の最年少だったが、唯一、リース業の本質を知る人間として社長の誤りさえ遠慮なく指摘し、実務を担った。さらに3年後の1967年、リース業の本質を理解しない本社頼りの営業からの訣別も主導。顧客の独自開発を担う開発課初代課長に就任。本社からの“独立戦争”を主導した宮内自身も本社に戻らず、出向の身分から新会社に籍を移した。
(Wikipedia)

2014年に会長・CEOを退任されたようですが、シニア・チェアマンにとしてご活躍のようです。『私の履歴書』も出版されているようなので、機会があれば読んでみたいと思います。

直近の終値が1,752円で、配当金が年間68円。株主優待は100株で6掛けの3,000円として、利回りは5.59%になります。かなり高いですね。

安定した黒字基調で、配当性向は3割程度と低く、自己資本比率は24%と低いのですがリース業界として特に問題ないかと。このままホールドします。