資産運用計画10.資産配分(アセットクラス)

アセットクラス

前回、私の投資資金10,000ポイントのうち、現金4,000ポイントを引いた残りの6,000ポイントを投資に回すことに決定しました。

このとき、何をどれぐらい買えばいいのでしょうか。

ここで基本となる用語が「アセットクラス」です。アセットとは資産のことなので「資産クラス」と呼んでも同じです。

大和証券さんの「金融・証券用語解説」によると、

投資対象の資産(アセット)の分類。
伝統的4資産(国内株式、国内債券、外国株式、外国債券)に加えて、オルタナティブ投資として、不動産投資信託(REIT)や、金や原油などのコモディティー(商品)、ヘッジファンドへの投資も近年では活発化しています。値動きの異なる多様な資産に分散投資することで、収益チャンスを広げ、価格変動リスクを抑制することができるとされています。

つまり、伝統的な投資対象は「株式」(国内外)と「債券」(国内外)でしたが、さらに近年は新しくオルタナティブ投資と呼ばれる「不動産」や「金」なども選択肢に加わったということですね。

ただし、これはあくまで証券業界から見た話であって、もともと「不動産」や「金」への投資は株式投資よりもはるか以前から世の中に存在していました。

それが、国内では不動産投資が2001年から不動産投資信託(リート)として、また、金についても2007年から金価格連動ETF(上場投資信託)として、それぞれ証券会社で取引できるようになったという点を踏まえて上記の用語解説を読む必要があります。

アセットアロケーション(資産配分)

具体的にどのアセットクラスをどれだけ購入するか、ということをアセットアロケーション(資産配分)と呼びます。
「ポートフォリオを組む」という表現もよく耳にしますが、基本的に同じことです。

たとえば、「国内株式25%・先進国株式25%・国内債券25%・先進国債券25%」という感じですね。

東海東京証券さんの証券用語解説集によると、

アセットアロケーションとは、株式や国債などの資産の配分を行うことを指します。リスクを伴う投資において投資先をコントロールすることで、リスクを抑えながら効率的に利益を得るための手法です。アセットアロケーションを行う場合は特定の投資先や投資商品に偏ることが無いようにリスクとリターンのバランスを取ることが大切とされており、市場環境や投資先の状況、自身の資産間の相関関係など様々な判断材料を元に配分を行うことが重要です。

ここでのポイントは「リスクを抑えながら効率的に利益(リターン)を得る」という点でしょうか。

また、「資産間の相関関係」を考慮するという点も覚えておいてください。

続きます