大和ハウスリート(8984)から株主優待

大和ハウスリート(8984)から「投資主様優待券」とクオカード500円分が500名に当たる投資主アンケートが送られてきました。

ありがとうございます。

投資主様優待券では、大和ハウスリートが経営するリゾートホテルに格安で宿泊できるようです。
確認のために持参して欲しいということなので、期間中は回数制限がないと思われます。
ただし、割引適用が除外される日が設定されています。

金券ショップの買取価格はせいぜい数十円のようです。

この大和ハウスリートは、私が保有していて破綻したニューシティ・レジデンス投資法人がビ・ライフ投資法人に吸収され、大和ハウス・レジデンシャルへの改名を経て、再度合併したという経緯で株式を保有しています。
途中で売却したり、買い増しをしたり、もしかすると分割とかもあって、現在、1株だけの保有です。

保有する物件の評価

リートを評価するとき、保有する物件の用途と地域が参考になります。

たとえば、japan-reit.comさんによると、大和ハウスリートが保有する物件のポートフォリオ構成は下記のとおりです。

個人的には、用途は「住居」を重視しています。

というのも、個人は一度入居をするとあまり家賃の値下げ交渉をしないため安定的な家賃が期待できるし、引越しにともなう諸費用(敷金や礼金を含みます)を考えると就職や転勤などのタイミング以外はそれほど引越しをしないので安定的な収入を見込めるのではと考えるからです。

私の経験では、リーマンショック後に倒産や事業縮小が相次いだので「事務所」は空室率が上がって値下げ交渉により賃料は下がり、「商業施設」(モールなど)や「ホテル」も景気低迷の影響を受け、当然その影響は「物流施設」にも及びます。

また、不動産市場そのものも、たとえば裁判所の競売(けいばい)でも入札すら存在しない物件が半分以上あって閑散としており、大きく落ち込んでいる状況を今でも覚えています。

ただし、そういう状況でも、私が狙っていたUR賃貸住宅の某タワマン賃貸はなかなか空室が出ず、「住居用の賃貸は動かないなぁ」という原体験をしたことが大きいのかもしれません(あくまで個人的な感想です)。

地域は「東京23区」の一択でしょう。
できれば主要5区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)が望ましいと思います。
不動産のプロはよく「山手線の内側で中央線の下側」という表現をしますよね。

日本の人口オーナス(少子高齢化が経済に及ぼすマイナスの影響)を考えると、投資の観点からセーフティマージンがあるのは、一極集中が進む首都圏だけではないかと思います(だからといって今の不動産が安いかといえば多少の疑問もありますが)。

大和ハウスリートの個人的な評価

大和ハウスリートは住居が37%と低めで、地域も東京23区内が合計で27%しかない(物流施設は郊外に多いので必然的にこういう結果になります)ので、私個人の判断基準からいうとイマイチという感じでしょうか。

もちろん、首都圏直下型の大地震が来たらどうする、という問題もありますが、それはそれで大阪・名古屋・福岡などの地域に特化したリートを購入してリスク分散するということになろうかと思います。

有利子負債比率は41%と健全で、大丈夫だと思います。

昨日の終値が259,400円で、配当金が年間10,200円なので、利回りは3.93%。

正直、リートの利回りにしてはあまり高くありません。

1株しか保有していないので、とりあえず、このままホールドしようかと。

蛇足ですが、リートは株式会社ではないので株主ではなく投資主だし、数える単位も1株ではなくて1口、配当金ではなくて分配金ですね。
細かいことは気にせずにこのブログを書いているので悪しからず。