資産運用計画01.資金配分を考える

資金配分

さて、早期退職(アーリーリタイア)してみて実感することは、今後は、現役時代とは異なって給与所得が安定的に得られないという事実です。
もちろん、退職前に何度も自問自答して出した早期退職ですが、やはり一抹の不安は残ります。

そういうことで、まず、資金配分について考えることから始めました。

生活資金

私の場合、いわば、老後資金ですね。

もしかすると百歳ぐらいまで長生きできるかもと仮定して、健康で文化的な最低限度の生活を営むことができるだけの資金を最優先で確保しておきたい、と考えました。
その際、

  • 65歳までは、食欲もあるし元気だし、現役と同じぐらいお金を使う。
  • 75歳までは、少し体力的に衰え始めるものの、それなりのお金は使う。
  • 76歳以降は、そろそろ体力的にも衰えが目立ち始め、必要なお金は小さい。

という区分けをおこないました。
収入については、65歳から年金をもらえるという前提に立っています。

もちろん、個々人の生活レベルによって、家族構成によって、年齢によって、あるいは健康状態などによって、絶対的な金額は大きく異なると思います。
まだ若くて現役の会社員の方であれば、今後もしばらくの間、給与所得で十二分に生活を賄うことができるわけですから、必要以上に生活資金を確保しておく必要はないかもしれません。

ちなみに、必要な生活資金の大半で「個人向け国債(変動10年)」を買っています。
個人向け国債は現金化に少し手間と時間がかかるので、ペイオフの上限を超えない範囲で銀行口座にも預金をしています。

いずれも、元本保証のいわゆる「無リスク資産」ですね。
優先度がもっとも高い資金ですから、当然といえば当然かもしれません。

投資資金

そして、手もとにある資金から生活資金を引いて残ったものが投資資金になります。

 投資資金 = 手持ち資金 - 生活資金

私の場合、手持ち資金から生活資金を引いた残りが10,000ポイントありました。

※あえて金額は書きません。1ポイント5千円なら5千万円だし、1ポイント1万円なら1億円になりますね。実際の金額はみなさんのご想像にお任せします。

さて、この投資資金10,000ポイントの全額をいきなりリスク資産に投資するわけではありません。この投資資金のうち何割を投資に回し、どのような配分でどんな資産クラスを買うか、まず、それを解決する必要があります。

続きます