「投資」とは「お金を投じて資産を買う」こと

普段なにげなく「投資」や「資産運用」という言葉を使います。このブログのタイトルにも出てきますね。では、その「投資」や「資産運用」とは、どういう意味なんでしょうか。

読んで字のごとく、「投資」とは「お金を投じて資産を買う」ことを言います。

そして、持ってる資産を運用することが「資産運用」ですね(そのままで恐縮です)。

なので「投資」は資産を買うことで、その買った資産を運用することが「資産運用」なのですが、今では両者とも同じ意味に使っても問題ないでしょう。

投機

ちなみに「投機」という言葉もよく耳にしますね。

では、「投資」と「投機」の違いは何でしょうか。

ざくっとした感じだと、投資は真面目にお金を増やし、投機は一攫千金でバクチをしてお金を増やす、というイメージがあるかもしれません。

実際のところ、「投資」とは「お金を投じて資産を買う」ことであったように、「投機」とは「お金を投じて機会を買う」ことを言います。つまり、買う対象が「資産」ではなくて「機会」ということですね。

ここでの「機会」とは、たとえば丁半バクチ(2つのサイコロの合計が偶数か奇数かを当てる賭博)で「丁」(偶数)に賭けるとか、あるいはルーレットで「赤」に賭けるとか、そういう機会のことですね。

これらに共通しているのは、誰かが勝てば同じ額だけ他の誰かが負けるということで、その勝負の勝ち負けを合計するとゼロになることから「ゼロサムゲーム」と呼ばれます。

実際のゼロサムゲームでは、運営元(胴元)が存在して手数料を徴収するので、参加者はその手数料の分だけ確実に負ける計算になります。たとえば丁半バクチであれば胴元が勝者から賭金の5%を手数料として徴収し、ルーレットでは「0」や「00」の目がでたらカジノ側が総取りすることになっています。