このカテゴリの前2回の記事は、元本保証ではないのに倒産しても無事にお金を回収できた話でしたが、倒産したときに諦めた結果、戻ってくるはずだったお金を貰いそびれた経験があるので、ここではその話を書き留めておきます。
ただし、記憶がかなり曖昧で、記録が手もとにないため、かなり乱暴で不正確な文章になり恐縮なのですが、だいたいこんな感じの話です。
リーマンショックのとき、保有していた米国の金融機関のうち1社が倒産(Chapter11)だか何だかで上場廃止になるというので、私は例によって損切りで退却しました。
半年だか1年だかして、ぶ厚い英文の資料が郵送で届き、添付されていた日本語の要約によると、その金融機関を吸収合併した米国の企業だか何だかを集団訴訟するので、ついては権利がある人にこの資料を送っている云々。
正直、「いや、無理でしょ、これ」って思いました。
こんな分厚い英文を読むのは無理だし、その背景にある法律関係も理解できず、弁護士費用も含めて集団訴訟に参加することのリスクをまったく把握できていないので。
結果は、どうやら高額で和解したようです。
もし参加していたら儲かっていたかも、と思わなくはないですが、それにしても言語や習慣の壁は高すぎますね。
こういうケースに巻き込まれてしまうのも、海外株のリスクの1つだと実感しました。