前回の記事で書いたように、下図のような海外資産のポートフォリオで今回の新型コロナ暴落の本番を迎えることとなりました。
※資産公開をしていませんが、もし仮に「1ポイント=1万円」なら5,315万円になります(実際の金額はご想像にお任せします)。
新型コロナ暴落の概要
今回の新型コロナウィルスによる米国市場の暴落により、S&P500は2020年03月23日に直近の最安値2,237.40を付けました。
直近高値(2020年02月19日)の3,386.15から1ヵ月余りで▲34%の暴落です。
下図は、EDV(青色/超長期米国国債ETF)、VGLT(緑色/長期米国国債ETF)およびS&P500(赤色)の過去1年間のグラフになります(米国Yahoo!Financeから拝借)。
2020年02月28日
「日経平均およびS&P500暴落メモ」という前回の記事を書いた日です。
S&P500は直近高値から▲12%の調整をしたものの、まだ海外資産の含み益が約600ポイント(約10%)あり、まだ余裕がありました。
2020年03月10日
前回の記事に追記をした日で、直近高値から▲18%。
まだ少しの含み益があったので、追記では「果報は寝て待て、ということで慌てずにバーゲンセールを待ちたいと思います」とやせ我慢をしていました(苦笑)。
2020年03月17日
S&P500がジェットコースターのように乱高下を繰り返しながら、直近高値から▲29%となった日です。
海外資産の損益は±ゼロ。一時は約1,100ポイントあった含み益が溶けました。
EDV(超長期米国国債ETF)とVGLT(長期米国国債ETF)が大きくプラスの反面、他の銘柄は大半がマイナスという状態でした。
世の中は完全に、
- まだまだ下がる
- まだ底を打っていない
- 落ちてくるナイフは掴むな
という雰囲気が支配していて、自分でも
- 頭と尻尾はくれてやれ
かなと弱気でした。
が、しかし、心強かったのはEDV(超長期米国国債ETF)とVGLT(長期米国国債ETF)です。この2銘柄とも逆行高で、この時点でもそれぞれ約40%と約36%の含み益がありました。
個別株式を買うための軍資金として、この日はEDVとVGLTを合計で433ポイント売却し米ドルをゲット。
そうするとバーゲンセール中の銘柄を欲しくなるもので(笑)、我慢できずに幾つかの銘柄を買い増ししてしまいました。
- AAPL(アップル)
- CRM(セールスフォース)
- FB(フェイスブック)
- MSFT(マイクロソフト)
- NFLX(ネットフリックス)
2020年03月18日・19日
ドルコスト平均法にのっとってEDVとVGLTを少しずつ売却して現金化しようと考えていたのですが、S&P500と歩調を合わせるようにEDVとVGLTも大きく値を下げました。
EDVとVGLTについては以前に詳しく調べ、株式暴落時の耐性には自信があったので、「いや、そんな筈はない…」と自分に言い聞かせながらも、現実を目の当たりにして弱気に様子見。
長期米国国債ETFの下落要因を調べたのですが諸説ありました。
たとえば「米国政府の景気刺激策によって大量の米国国債が発行されることを嫌気して既存国債の価格が下がった」という解説や、個人的にもっとも納得したのは「解約に備えて含み益があって売りやすい長期米国国債をファンドが売却している」というものでした(いずれも真偽不明)。
まぁ、そういうこともあるのかな、と。
いずれにしても、結果的に、この数日の価格下落は狼狽売りのように思えます。
2020年03月23日
S&P500が直近高値から▲34%となる最安値2,237.40を付けた日です。
後から見れば大バーゲンセールだったのもの、この日が底だとは神ならぬ身の知る由もなく、週明けの月曜日というのもあってさすがに様子見でした。
2020年03月24日
S&P500が直近安値から切り替えして2,447.33で終わった日です。
結果論としては、ここからぼほ右肩上がりの株価となります。
EDVとVGLTの価格が上昇してきたので247ポイントを売却。保持していた米ドルと併せて、当日と翌日に個別銘柄を購入しました。
ウォーレン・バフェット氏が保有している、あるいは過去に保有していた銘柄を欲しいと以前から思っていたのですが、なかなか買うチャンスがありませんでした。なので、この機会に、
- JNJ(ジョンソン&ジョンソン)
- KO(コカコーラ)
- PG(P&G)
- V(ビザ)
を購入しました。
また、新型コロナウィルスの猛威を目の当たりにして「人類の長寿に貢献しているのは医薬品だよなぁ」と再認識をして、
- GSK(グラクソ スミスクライン)
- MRK(メルク)
- PFE(ファイザー)
を購入。ついでに、『ビジョナリーカンパニー』や『エクセレント・カンパニー』などの経営書で採り上げられることが多い
- MMM(スリーエム)
も購入。
ディフェンシブ系の銘柄なので大バーゲン中とまではいきませんでしたが、それなりにお安く買えて満足です。
2020年03月30日
二番底に備えてEDVとVGLTを計205ポイント売却。
しかし、これ以降、バーゲンセールは開催されず。
2020年04月24日
米ドルが余っていたので、よく拝読させていただいている広瀬隆雄さんのtwitterを参考にして、
- GILD(ギリアド サイエンシズ)
- MRNA(モデルナ)
を購入。
新型コロナウィルスに関連して日本国内のニュースなどでも最近よく聞くようになりました。
(続きます)