米国株下落時の米国債ETFの動き

以前の記事(レイ・ダリオ氏と米国債ETF)で、レイ・ダリオ氏がオールシーズンズ戦略の中で米国債を55%組み込むように推奨しているので、私も保有しているBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)の半分程度を売却してVGLT(バンガード・米国長期国債ETF)に乗り換えたい旨を書きました。

最近話題となったレイ・ダリオ氏の個人投資家向け推奨ポートフォリオ(オールシーズンズ戦略)の内訳は、 米国株式:30% 中期米国国債:15% 長期米国国債:40% 金:7.5% コモディティ:7.5% となっ...

記事をアップしたのは2018年05月27日付になっていますが、実際にはその前から数回に分けてVGLTを購入していました。

で、この数日間の米国株の下落や円高にもかかわらず、VGLTは邦貨建てでもしっかりとプラスになっているのを見て、念のために備忘録として残しておきます(図はYahoo!Financeから。以下同様)。

下がっている赤色がS&P500、上がっている紫色がVGLT(米国長期国債ETF)、青色がBND(米国トータル債券市場ETF)、そして金色が米国リートになります。

この5営業日でS&P500が1.8%下げたので、暴落というにはほど遠いのですが、株式の下落基調時に国債や債券それにリートがどのように動くかの参考になるかもしれません。

このチャートを見る限り、やはりVGLT(米国長期国債ETF)は米国株式に対するリスクヘッジとして有効に機能しているように思われます。

ちなみに、前回記事でも触れたEDV(バンガード・超長期米国債ETF)は下図のとおりになります。

赤色がS&P500、紫色がVGLT(米国長期国債ETF)、そして緑色がEDV(超長期米国債ETF)です。やはりVGLTよりもデュレーションが長いだけあってEDVの方が耐性は高いようですね。EDVのチャートが破線になっているのは、取引量がVGLTよりもさらに少ない(平均取引量60,969株)ためだと思います。この辺は注意が必要かと。

株価下落時のリスクヘッジとしてEDVは魅力的なのですが、実際の購入はもう少し私が自分で勉強してから、という感じでしょうか。

追記(2018年06月18日)

結局、BNDをすべてVGLTに乗り換えることにしました。

経緯 2018年春の早期退職を機に、それまで計画性があまりなく野放図に買っていた株式(およびその流通経路に乗っているリートや債券などのETF)について見直しをおこないました。 話が長くてもいいなら「資産運用計画01.資金配分を考える...