日経平均トータルリターン(配当込み)

自分の無知を晒すようで小恥ずかしいのですが、以前から「日経平均株価の最高値は1989年12月29日の38,915.87円でそれを超えるのは絶望的っていうけど、日経平均株価には配当金が入ってないのでそれを加算するとイイ線をいっているのでは?」と何となく気になっていました(下図は米国Yahoo!から拝借)。

日経平均株価はキャピタルゲインしか表していないので、インカムゲイン(配当金)を加算してあげないと不公平かな、と。

そこで、1989年から2020年までの日経平均株価の配当金相当が分かれば、それらを38915.87円に加算すれば概算としてはOKなので、さっそく「日経平均+配当金」でGoogleを検索。

あれ…?。

『史上最高値に迫る“もう一つ”の日経平均「配当込み」』という見出しの記事が…。

日経平均トータルリターン

もう一つの日経平均というのは、普段私たちが報道などで目にする日経平均株価に配当金受け取り相当額を加えた日経平均配当込み(トータルリターン)の値です。その尺度でみた日経平均は11月6日に4万円を超えた後、11月10日には4万1107円を付け、1989(平成元)年12月につけた史上最高値である4万3200円へ10%以内に迫りました。

(『史上最高値に迫る“もう一つ”の日経平均「配当込み」』/2020年11月11日)

なるほど。

「日経平均配当込み(トータルリターン)」という指標がすでに存在していたんですね。

勉強になります。

日本経済新聞社の「日経平均プロフィル」というサイト(サブドメイン)を見ると、しっかりと

  • 日経平均トータルリターン:46,502.40円(2021年01月08日終値)

と表示されていました。

はい、直球ど真ん中ですよね。

上記の記事によると、日経平均トータルリターン(配当込み)の最高値は1989年12月29日の「4万3,200円」でした。

ということは、2021年01月08日の時点で「46,502円」なので当時の最高値はすでに更新されていることになります。

調べてみると幾つかの記事が出ていて、2020年11月25日に史上最高値を更新していたみたいですね。

おめでとうございます。

日経平均トータルリターン・ネット

ちなみに、「日経平均トータルリターン」は日経平均株価に配当金をプラスして算出されますが、配当金にかかる税金は考慮していません。

配当金への課税を考慮した指数は「日経平均トータルリターン・ネット・インデックス」という名称で算出されています(税率は、たとえば「2012年11月から2013年10月までは10.147%」という具合に細かく設定)。

以上、自分用の備忘録でした。